カテゴリ:不動産の知識 / 投稿日付:2024/03/29 00:00
皆様、こんにちは。
今回のブログテーマは「親から不動産を遺産相続したときの手順と相続方法のポイントとは?(後半)」です。
誰の身にも親との永遠の別れが訪れます。
そうした別れに備えて、「親から不動産を遺産相続するときの手順を知りたい」
「不動産を分割して相続する方法を知りたい」と考えられる方もいらっしゃることでしょう。
不動産を相続する手続きは複雑です。
そこで後編では、「不動産を遺産相続するときの手順」についての概要をわかりやすく解説します。
相続人が複数いて不動産を分割して相続するときの方法
相続人が複数いる場合、不動産を分割して相続するケースがあり、その方法は以下の4つが挙げられます。
・現物分割
・代償分割
・換価分割
・共有分割
それぞれについて見ていきましょう。
現物分割
現物分割とは不動産や車などを売却して現金に換金することなく、相続人ごとに引き継ぐものを分ける方法です。
例えば、長男は不動産、次男は預金、といったようになります。
現物をそのまま相続するため、名義変更の手続きだけで相続できるので、
手続きが簡単なことや遺産評価に対する不満などのトラブルが起こりにくいメリットがあります。
ただし、相続する財産によっては不公平になることもあります。
代償分割
代償分割とは相続人の一部が現物で遺産の相続を行い、
現物での相続ができなかった相続人や相続した金額が低い相続人に代償として自分の資産を渡すという方法です。
例えば、相続人数が2人の場合で5,000万円の不動産を相続する場合だと、
5,000万円の不動産を1人が引き継ぎ、不動産を相続できなかった相続人に2,500万円支払う方法になります。
不動産などの財産を相続した人が現金を払う必要があるため、相続する財産に相当する現金を持っておく必要があります。
換価分割
換価分割とは不動産や車などの価値のある相続財産を売却して、売却したお金を相続人に分割する方法です。
相続財産を売却して現金に変えるため、1円単位での分割が可能で、相続人によって不公平になることがありません。
また、遺産を現金で受け取ることができるため、相続した遺産から相続税を支払うことが可能といった利点があります。
しかし、遺産を売却する必要があるため現金化に時間が掛かることや、
相続財産を売却する際に相続人全員の同意が必要といった手間も掛かります。
共有分割
共有分割とは不動産などの権利を相続人で共有する方法で、分割して相続する方法です。
権利を共有するので、不動産を売却するにも修繕を行うにも相続人全員の同意が必要になります。
また、相続人が他界した場合、相続人の配偶者や子どもに権利が移るため共有者が増えます。
こういった事態になると、相続した不動産を売却するなどの手続きがますます手間になります。
共有分割は上記のようにデメリットが多いため、避けたほうが無難といえるでしょう。
滞りなく相続するために専門家に相談しよう
不動産を相続するには多くの手続きが必要です。
特に、不動産を複数の相談人に分割して相続する場合は手続きがより複雑になります。
そのため、手続きや不動産の分割相続については深い知識がないと滞りなく相続することができません。
相続のためとはいえ、一般の方々がそれを勉強し深く理解するのはかなりハードルが高いといえます。
滞りなく相続を行うためには、最低限の流れと知識を習得したうえで、
相続に詳しい弁護士や司法書士などに相談するのがいいでしょう。
もしくは、不動産会社によっては不動産の相続に詳しい専門家が在籍している会社もあるので、
そうした専門家に相談してみることをおすすめします。
弊社には相続コーディネーターが多数在籍しております。
是非、ご相談ください。
後編は以上です。
親から不動産を遺産相続したときの手順と相続方法のポイントとは?(前半)
┗ 参考:https://dear-reicious-online.jp/archives/1214
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