カテゴリ:不動産の知識 / 投稿日付:2024/05/24 00:00
皆様、こんにちは。
今回のブログテーマは「不動産投資ローンと住宅ローンは併用できる?2つの違いを徹底解説(前編)」です。
不動産投資ローンと住宅ローンは、同じ住居への融資になるため、似ているようですが両者には明確な違いがあります。
それぞれの融資目的や条件が異なる点を理解して利用することが大事です。
また、2つのローンは併用することもできます。
本ブログでは、両者の違いや併用する場合の注意点、どちらを先に利用したらよいかなどを解説します。
不動産投資ローンと住宅ローンは、そもそも融資の目的が異なります。
不動産投資ローンはオーナーが住む人に物件を貸して利益を得るための事業融資となり、
あくまで事業の収益性を評価して金融機関が融資するのが特徴です。
住宅ローンは、住居という不動産への直接貸付で申込人の属性と建物や土地を評価して融資します。
返済原資も不動産投資ローンは事業収益、住宅ローンは申込人の給与などの収入となるため、
審査の基準も大きく異なるのです。
不動産賃貸の家賃収入は空室が出れば途絶えますが、給与収入は勤務している限り途絶えることはないため、
住宅ローンのほうが金利は低くなっています。
このように2つの融資は、目的などの前提条件が全く異なることをまずは理解しておいてください。
融資額の違い
ここからは、融資条件の具体的な違いについて解説します。はじめに「いくら融資してもらえるか」です。
金融機関が融資額を判断する基準は2つの融資で全く異なります。
1.不動産投資ローンの融資額
不動産投資ローンの融資額は、上記に加えて不動産経営の収益性(場所や管理力)で決められます。
収益性の高い事業計画と判断されれば年収の7~10倍程度の融資を受けることも可能です。
しかし、逆に低いとみなされれば融資額が希望に満たなかったり、最悪は断られたりすることも少なくありません。
2.住宅ローンの融資額
住宅ローンは、申込人の属性によって融資額が決まります。
年収や職種、勤務先、勤続年数などによって返済能力を判断され、場合によっては物件の担保評価も加味されるのが特徴です。
また、現在受けている他の融資や過去に利用した融資、カードの返済履歴なども審査され
年収の5~6倍までが借入上限の目安です。
このように融資額の決定では、申込人の信用が非常に大きなウェイトを占めます。
住宅ローンで購入するのは自分が住むための住宅なので、賃貸物件のように収益を生むわけではありません。
そのため、いかに安定して毎月ローンを返済できるだけの属性を持っているかが融資審査で重視されることになります。
以上になります。
不動産投資ローンと住宅ローンは併用できる?2つの違いを徹底解説
┗ 参考:https://dear-reicious-online.jp/archives/1148
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