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マンション価格の高騰はいつまで続く?価格高騰の理由と今後の展望(中編)
カテゴリ:不動産の知識  / 投稿日付:2024/03/08 00:00

皆様、こんにちは。

今回のブログテーマは「マンション価格の高騰はいつまで続く?価格高騰の理由と今後の展望(中編)」です。


マンション経営や自己居住など目的は異なっていても、マンション価格の高騰を強く感じているのではないでしょうか。



いったいこのマンション価格高騰はいつまで続くのか?

そもそもなぜマンション価格が高騰しているのか?

中編ではマンション価格が高騰している理由についてお伝えします。



・マンション価格が高騰している理由


そもそも、なぜマンション価格が高騰しているのか?この素朴な疑問を持つ人は多いと思います。
ここでは、マンション価格高騰の原因として考えられるものを5つの項目で解説します。


1.新築マンションの供給不足

モノの価格は需要と供給のバランスで決まります。
マンションも例外ではなく、需要が供給を上回ると価格は高騰しやすくなります。
新築マンションの供給数にそれほど変化はないですが、2020年の上期だけはコロナ禍の影響もあって供給数が急減しています。
それまでは供給数が安定していたことを考えると、
同じ需要がある中で供給だけが急減すると急激な価格上昇につながりやすくなります。


不動産経済研究所 全国マンション市場50年史

┗ 参考:https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/567/mdn20231114.pdf


2.低金利

日本は「異次元の金融緩和」を継続している国です。
金融緩和を端的に説明すると貨幣を大量に発行して市中に供給することなので、
金融緩和を続けているとカネ余りの傾向が強まります。


その一方で、欧米などの主要国はインフレ抑制のために相次いで金融引き締めを行い、政策金利を上げている状況にあります。
このように、日本と欧米主要国とでは、全く異なる金融政策がとられています。


超低金利が続いている限り、日本はお金を借りやすい国であり続けます。
しかし、世界全体がインフレの傾向を強めている中で日本だけが別世界であり続ける可能性は低く、
すでに日本でも金利が上がりつつあります、インフレを迎えています。


インフレの傾向が強まってくるとローンの金利も上昇するため、
超低金利のうちにローンを組んでマンションを買っておこうと考える人が多くなります。
その結果、需要が増大してマンションの価格を高騰させる一因となっています。


3.海外勢の旺盛な需要

2022年は円相場が歴史的な円安水準となっており、外貨で日本の資産を買うのに絶好のチャンスが到来しています。
その傾向は不動産市場にも波及しており、海外勢が日本の不動産に熱い視線を送っています。
その中でも中国人が日本の不動産を「爆買い」していると言われており、
円安や中国国内の先行き不安なども相まった状況もマンション価格高騰に「貢献」しているのは間違いないでしょう。


日本ではマンションが高騰していると感じる人が多いと思いますが、
世界的に見ると日本の不動産はまだまだ割安感があると感じる海外の投資家も多くいます。
こうした勢力が需要を押し上げ、マンション価格を高騰させている部分があります。


日本経済新聞 為替

┗ 参考:https://www.nikkei.com/markets/marketdata/chart/usdjpy/?type=5year


4.建築コストの増大

インフレやコロナ禍、戦争によるサプライチェーンへの影響が重なってあらゆるモノの価格が上昇しています。
建築資材の価格も上昇しているため、それがマンションの価格に転嫁されています。
また、人手不足によって上昇している人件費もマンション価格に転嫁されているため、
これらの構造的なコスト増は市場での需給とは関係なくマンション価格を押し上げます。


5.高額物件への需要増

6,000万円台で高止まりしている新築マンションを購入できるのは、どんな人なのかと思った人もいるかもしれません。
日本経済社が行った「第28回大規模マンション購入者調査」では、6,000万円以上の高額不動産を購入した人のうち、
40歳未満の占める比率が増加していることが明らかになりました。


さらに世帯年収が1,000万円を超えるパワーカップルと呼ばれる人たちの比率が
5年前の前回調査よりも約10ポイントも上昇しており、若い世代の中にもパワーカップルのように
高い購買力を持っている人たちが増えていることが分かります。
このようにマンションの価格が高くても購入できる人が増えているのであれば、これも高止まりの要因になります。



中編は以上です。

マンション価格の高騰はいつまで続く?価格高騰の理由と今後の展望(中編)

┗ 参考:https://dear-reicious-online.jp/archives/1308

 

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