カテゴリ:不動産の知識 / 投稿日付:2021/09/03 00:00
年代を問わず「投資は怖い」と
イメージを持つ人は少なくありません。
その一方で、“人生100年時代”を見据えて、
健康寿命だけでなく資産寿命の延伸が
重要な課題となりつつあります。
預貯金一筋にこだわって本当に良いのか
将来、後悔の日々にならないように
貯金と投資、それぞれのポイントについて考えていきます。
昔とは違う!銀行の普通預金でお金は増えない!
銀行預金は金利によって
利息が付く事はご存知の方も多いでしょう。
しかし、現在の銀行金利は、昔に比べると大きく下がっています。
まずは次のグラフで銀行の普通預金金利の推移をみてみましょう。
参考:日本銀行「金融経済統計月報」
直近50年のなかでは1974年の3.000%が最も高金利です。
それに比べて、2019年の金利は0.001%
なんと3,000分の1にも金利が減っています。
資産運用をしておけば良かったと考える人は約4割!
高齢者の就労支援を行う「株式会社マイスター60」が、
定年退職後に再雇用制度を使って働いている
60~65歳の全国の男性500名を対象に
アンケート調査を実施したところ、
定年退職前にしておけばよかったことに関して
最も多かったのは「資産運用」(38.4%)でした。
また同社が実施した調査(第1弾)では、
再雇用制度で 給与が現役時の半額以下に
減額したと回答した人が約4割にものぼっています。
そのため、お金への不安が強まり、その解決方法として
「資産運用をやっておけば良かった」
と感じている人が多いのかもしれません。
まとめ
貯金は、いざと言うときにすぐ使えるお金です。
病気など突然やってくる生活の変化に備えて、
ある程度の現金は必ず必要です。
ただ、「お金を増やす」観点で考えると、
金融機関への貯蓄は「お金が増える」方法ではありません。
使わないで「貯める」ことはできます。
日本はすでに20年間以上も超低金利のため、
貯金をしているだけでは増えていきません。
もちろんずっと貯金だけで生涯暮らしていける人もいるでしょう。
ただ、「何歳まで生きるのか?」
「何歳まで働くのか? 働けるのか?」はわかりません。
貯金は、貯めた中からお金を使ってしまえば、
使った分だけ減っていきます。
「貯めること」と「使うこと」を同時にはできません。
人生100年時代といわれている今、
貯金がただ減っていくのを眺めながら
心配して暮らすのは楽しくありません。
資産を維持しながら、日々の生活のために
おカネの使い方を考える必要があるのではないでしょうか?
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