カテゴリ:不動産の知識 / 投稿日付:2021/07/09 00:00
昨今、高齢化が叫ばれています。
現代の日本が抱える深刻な問題の一つに介護の問題があります。
今回は介護の問題について、3つのテーマに分けてみていきましょう。
1.介護者の高齢化
まずはニュースなどでも盛んに取り上げられる介護者の高齢化について。
総務省の統計研究研修所が行った最新の調査では、
「親と同居している未婚者数」は、
1980年では約1,600万人だったのに対し、
2016年には約1,900万人まで増加しています。
35年で約20%も増加しています。
全世帯に占める「高齢者と配偶者のいない子ども家庭」は、
今や5世帯に1世帯以上の割合と言われています。
みんなの介護(中高年の未婚率上昇で”シングル介護”が急増!
独身の半数が「自分の介護をしてくれる家族がいない」)
┗ 参考:https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no682/
2.高額な介護費用
介護サービスの費用がいくらかかるか、ご存知でしょうか?
LIFULL介護(老人ホームはいくらかかる?料金を種類ごとに比較)
┗ 参考:https://kaigo.homes.co.jp/manual/facilities_comment/cost/
上記の表を参考にすると、介護施設の利用にかかる費用は
一か月あたりなんと約15万円。
入居一時金や入居時費用などその他の費用も含めると
もっと多くのお金が必要になります。
果たして、年金でこのお金が捻出できるでしょうか。
年金を当てにしている方も多いと思いますが、
平成30年の厚生労働省年金局の発表によると、年金受取額は
国民年金が5万6千円、厚生年金で14万6千円となっています。
会社員でさえ、厚生年金分の支給分を
丸々介護費用に持っていかれる計算です。
自身の医療費や生活費のことを考えると、とても厳しいと思います。
介護施設を利用できない家庭は、自ら介護を行うケースも増えています。
いわゆる「老老介護」と呼ばれる状態です。
ただでさえ介護は過酷だと言われます。
仮に、介護による肉体疲労やストレスで
自身が体調を崩し、働けなくなってしまった場合、
自分の生活さえも危ぶまれることになります。
3.介護離職の現実
近年、毎年約10万人もの人々が家族の介護を理由に
仕事を辞める「介護離職」をしているそうです。
仕事を辞めてしまえば当然給料という収入が絶たれます。
自身の生活レベルさえ維持が難しい現実が提起されています。
三菱電機ITソリューションズ
(介護を理由に退職する「介護離職」を防ぐためには?)
┗ 参考:https://www.mdsol.co.jp/column/column_120_1294.html
介護離職について、大きなリスクとなるのが、
将来自身のために使うべき、自らの預貯金を
親への介護で使い果たしてしまうことです。
「親の介護は乗り切ったが、自身は介護サービスが受けられない」
こんな現実が目の前に迫っています。
こうしたリスクを回避するためには、
働き盛りの今から、将来の不安に対する
対策を行う必要があります。
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より詳しいマンション経営のメリットについては
こちらの動画でも詳しく解説しています。
『センチュリー21 レイシャス 「 マンション 経営 メリット 」 』
┗ 参考:https://www.youtube.com/watch?v=8VxJL0iKKn8&t=31s
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